【映画レビュー】世界の人気者「トゥルーマンショー」
【トゥルーマンショー】
キャスト
監督
出演
- ジム・キャリー(役名 トゥルーマン・バーバンク)
- エド・ハリス(役名 クリストフ)
- ローラ・リニー(役名 メリル・バーバンク)
- ノア・エメリッヒ(役名 マーロン)
- ナターシャ・マケルホーン(役名 ローレン・ガーランド)
※私自身が印象深かった出演者を表示させていただいております。
あらすじ
彼はどこかにある離島の保険会社に勤める、元気で明るい青年で周りの人に笑顔を与えていた。
幼い時から冒険に対して非常に興味を持ち、離島から外に出てみたい欲求があったが、父親を海で亡くした経験から水恐怖症のトラウマのため夢を叶えられずにいた。
ある日、亡くなったと思っていた父親が急に彼の目の前に現れるが、周りの人間が父親を強制的にバスに乗せて連れ去るという不思議な出来事がおこる。そして立て続けに自分が何か新しい行動をすると必ず突発的な邪魔が入り、周りへの不信感を持ち始める。
それもそのはず、彼は生まれたときから現在に至るまで、リアルな人間ドラマ「トゥルーマンショー」の主人公なのであった。24時間監視され、行動を制限されていた。父親の水難事故も演出の一つであり、彼の人生は操られたものだったのだ。
番組「トゥルーマンショー」は、ディレクターであるクリストフ(エド・ハリス)の考える演出によって、世界的な人気を獲得しており、彼はまさに外の世界ではスーパースター的存在となっていた。
周りの異変に気付いた彼は、何とか外の世界に出ようと試みるのであった。
感想
ジム・キャリーはご存知の方が多いと思いますが、卓越した演技でヒューマンドラマとコメディの両方をこなす俳優の一人です。私の頭の中のイメージとしては、下の図のようになってます(笑)。
特にこの2つのジャンルを得意し、どちらにも寄せることができる印象です。
サスペンスとかホラーの映画にはあまり出ていませんね。
この「トゥルーマンショー」はちょうど真ん仲のあたりなので、両方の一面を見られる作品になっています。コメディ色を強くすると、ジム・キャリーは面白すぎるので、コメディ全開の作品を見たい方は「マスク」「イエスマン」などをがおすすめです。
カメラの位置がトゥルーマンに見えないような位置から撮影しているため、私たちも「トゥルーマンショー」の視聴者になります。
一方トゥルーマンの立場にも感情移入することができ、24時間監視されているということに不安や恐怖を感じていきます。
世界中を冒険したいという夢を彼は実現できるのでしょうか。
1998年の作品ですが、現在はYoutubuやTwitter、Instagramで自分の日常を世界に公開する人も増えています。いつか映画のような番組ができても不思議ではないですよね。もちろん人権に問題がありますが、、、(笑)。
そしてこの映画からは一歩を踏み出す勇気を与えられるような気がします。定型的な日常を送っていて、自分が何かをしたい、何かを変えたいと思うことがあっても、中々人って行動できないものですし、彼のようにいろいろな障壁にぶち当たって挫折する人も多いかと思います。ただ、人生一度きりですし、自分のやりたいことをなんとしてもやり遂げたいという勇気があれば、彼のように一歩を踏み出すことができるのではないでしょうか。
私はこの映画を見終わったあとに転職したときのことを思い出しました。勇気さえあれば、今後の人生をいかようにも変えられるということを映画を通して再認識しました。
脱線しましたが、「トゥルーマンショー」はエンターテイメント作品で、コメディ要素もあります。お子さんと一緒に見れる映画でもありますね。
評価 7点